現代における多くの主要なネットワークサービスは、GoogleやAmazonといった大手IT企業に個人情報を預ける形で成り立っています。
しかし、このような中央集権型のシステムでは、サイバー攻撃などにより個人情報が流出するリスクが潜在的に存在します。
そこで注目されるのが「JasmyCoin」です。これは、ジャスミー株式会社が開発したIoTとブロックチェーン技術を融合させ、個人が自身のデータを安全に管理できる「データの民主化」を目指すエコシステム内で利用されることを想定した仮想通貨です。
この記事では、JasmyCoinの主な特徴、これまでの価格動向、そして今後の展望について詳しく解説します。
2024年現在、仮想通貨市場全体の上昇に連動してJasmyCoinも価格が上昇し注目を集めています。
JasmyCoinに将来性を感じて投資を考える場合、国内で購入できる取引所はBITPOINTです。
JasmyCoin (JMY) の概要
JasmyCoin(ジャスミーコイン)は、日本に本社を構えるジャスミー株式会社が発行する仮想通貨です。
ジャスミー株式会社は、IoT(モノのインターネット)関連のプラットフォームとソリューションの提供を主な事業としています。
このJasmyCoinは、ジャスミー社が手がけるエコシステムの中で幅広い用途に活用されることを見込んでおり、ユーザーが自分のデータを管理・活用する際の報酬としても使用されることが想定されています。
また、JasmyCoinはイーサリアムチェーン上で動作する「ERC-20」規格に準拠しており、日本発の仮想通貨でありながら、まずは海外の仮想通貨取引所に上場された後、2021年10月に国内のBITPOINTに上場しました。
さらに、BITPOINTでも取り扱いが開始され、日本国内でも手軽に購入できるようになっています。
ジャスミー(JMY)の買い方|購入できる取引所
JasmyCoinへの投資を検討する際は、価格上昇の兆しが見えた時にすぐに取引できる体制を整えておくことが大切です。
タイミングを逃さず、効率的に利益を上げるためにも、JasmyCoinが取り扱われている仮想通貨取引所を事前に確認しておくことは重要です。
現在、国内ではBITPOINTとBitTradeの2つの取引所がJasmyCoinを取り扱っています。この2社のうち、ここでは特におすすめのBITPOINTについて詳しく伝えていきます。
BITPOINTの基本情報と特徴
・提供する取引形式
BITPOINTは、現物取引に対応しており、販売所と取引所の両方の形式で取引が可能です。取扱通貨は合計で24種類あり、JasmyCoinを含む様々な仮想通貨が取引できます。
・最小取引数量
JasmyCoinに関しては、販売所にて500円から購入可能で、売り注文は0.00000001JMYから対応しています。一方で、取引所での取り扱いは現時点ではありません。
・手数料
BITPOINTでは、販売所での取引手数料は無料で提供されており、スプレッドのみが発生します。また、仮想通貨の送金手数料も無料で利用できるため、手数料を抑えて取引を進めたい方には嬉しい条件です。
・その他のサービス
BITPOINTは取引以外にも、レンディングサービスやステーキングなど、多様なサービスを提供しています。
「貸して増やす」と呼ばれるレンディングサービスでは、保有している仮想通貨を貸し出すことで金利収益を得られるため、資産を効率的に運用することが可能です。
利回りが高い銘柄もあり、レンディングを活用することで資産を長期的に増やせる可能性があります。
・運営背景
BITPOINTは、SBIホールディングス傘下にある、信頼性の高い仮想通貨取引所です。東証プライム市場に上場しているため、安心して利用できる取引所として、多くのユーザーに選ばれています。
また、新たな仮想通貨の上場にも力を入れており、JasmyCoinに加えて、トロン(TRX)、エイダコイン(ADA)、クレイ(KLAY)などの銘柄も、日本国内で最初にBITPOINTが取り扱いを開始しています。
JasmyCoinの購入方法
BITPOINTを利用してJasmyCoinを購入する手順は非常にシンプルです。以下でその流れを詳しく説明します。
BITPOINTに口座を開設する
まずは、BITPOINTの公式サイトにアクセスし、口座開設を行います。
登録には、メールアドレスや携帯電話番号の登録、個人情報の入力、本人確認書類のアップロードが必要です。
登録自体は無料で、手続きがスムーズに進めば、最短でその日のうちに取引を開始することが可能です。
購入資金を入金する
口座開設が完了したら、JasmyCoinを購入するために資金を入金します。
BITPOINTでは、振込入金と即時入金の2種類の入金方法があり、即時入金に対応している金融機関はPayPay銀行、住信SBIネット銀行、イオン銀行の3つです。
それ以外の金融機関を利用する場合は、振込入金が必要となりますので、事前に確認しておくと良いでしょう。
「販売所」でJasmyCoinを購入する
BITPOINTでは、販売所形式でJasmyCoinを購入できます。
販売所形式は、ユーザーとBITPOINTの間で直接取引が行われるため、約定力が高く、迅速に取引を完了できます。
購入金額や購入数量を設定するだけで、簡単にJasmyCoinの購入が可能です。
JasmyCoinへの投資戦略
現時点でのJasmyCoinは大きな価格変動が見られず、比較的安定した値動きを示しています。
そのため、短期的な利益を狙うよりも、長期的な保有を前提にした投資が有効な戦略となります。
特に、BITPOINTのレンディングサービスを活用すれば、JasmyCoinを貸し出して金利収益を得ることができるため、相場が落ち着いている時期でも資産を増やす手段として有効です。
興味がある方は、ぜひBITPOINTでの口座開設を検討し、今後の市場の動きに備えておくことをおすすめします。
BITPOINTを通じて、仮想通貨市場でのチャンスをしっかりと捉えましょう。
JasmyCoinの特徴
ジャスミー株式会社とその発行するJasmyCoinには、以下のようなユニークな特徴があります。
データの民主化を目指すプロジェクト
ジャスミー社は、データの主権をユーザーに戻す「データの民主化」を推進するプロジェクトを展開しています。
従来、個人情報や利用履歴などのデータは企業により管理されていますが、サイバー攻撃やデータ流出といったリスクが存在します。
ジャスミー社は、ブロックチェーンとIoT技術を駆使し、ユーザー自身が自らのデータを管理・活用できる仕組みを提供することで、このリスクを軽減しようとしています。
JasmyCoinは、このエコシステム内でデータ提供に対する報酬としても使用されます。
日本発の少数の仮想通貨の一つ
JasmyCoinは、2016年に設立されたジャスミー株式会社によって発行された日本発の仮想通貨の一つです。
日本では、仮想通貨発行に対する税負担などが大きいため、国内での新たな仮想通貨の登場は限られています。
その中で、JasmyCoinは数少ない成功例となっています。
また、日本発ということもあり、ホワイトペーパーや公式情報が日本語で提供されているため、日本の投資家にとっては非常にアクセスしやすい情報環境が整っています。
グローバル展開を視野に入れた事業戦略
ジャスミー社は、日本国内に限らず、北米やアジア地域など海外市場でも積極的に事業を展開しています。
2022年には、これらの地域に新たな拠点を設立する計画を発表し、ブロックチェーン技術やAI分野の企業との提携を進めています。これにより、グローバルな仮想通貨市場においても成長が期待されています。
JasmyCoinの価格動向
JasmyCoinの価格は、2021年1月の海外初上場から現在に至るまで大きく変動してきました。
上場直後に急騰したものの、その後は反発を繰り返しながらも下落を続け、2021年6月以降は比較的安定した水準にとどまっています。
特に2021年10月にBITPOINTへ上場した際には、一時的な価格上昇が見られましたが、その勢いも長くは続きませんでした。
2024年にはビットコインETFの承認を受け、仮想通貨市場全体で上昇傾向が見られる中、JasmyCoinも価格が上昇しました。
ただし、このような価格変動には、将来的な規制緩和や新たなプロジェクトの進展が影響するため、今後の動向に注視する必要があります。
JasmyCoinの疑惑と課題
JasmyCoinは2022年3月に、海外の掲示板サイトでラグプル(Rug pull:開発者による資金持ち逃げ)の疑惑が取り沙汰されました。
この疑惑が仮想通貨コミュニティ内で広まり、一部の投資家がJasmyCoinに対して不信感を抱く要因となりました。
その後も、開発元のジャスミー社はこの疑惑について公に説明をしておらず、不透明な部分が残っています。
今後の展望
ジャスミー社は、JasmyCoinを通じて「データの民主化」という大きな目標を掲げていますが、その実現には時間がかかる可能性があります。
また、仮想通貨市場におけるJasmyCoinの地位を確立するためには、さらなる技術革新やパートナーシップの強化が必要です。
日本の投資家にとって、JasmyCoinはその特異な背景から注目される銘柄であり、長期的な投資対象としても魅力があります。
BITPOINTなどの仮想通貨取引所を活用することで、JasmyCoinの動向に柔軟に対応できる準備をしておくと良いでしょう。
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