エイダコイン(ADA)は、DApps(分散型アプリケーション)を開発できるパブリックブロックチェーン「カルダノ」の基軸通貨です。
DApps開発のプラットフォームは複数ありますが、カルダノは特に高い支持を受けており、エイダコインはその影響で時価総額ランキングでトップ10にランクインしています。
この記事では、エイダコインの概要や特徴、これまでの価格動向、将来性などについて詳しく解説します。エイダコインに関心をお持ちの方は、ぜひご参考にしてください。
エイダコイン(ADA)の特徴
カルダノとその基軸通貨であるエイダコインには、以下の特徴があります。
スマートコントラクトの導入
カルダノでは、2021年9月に大型アップデートが行われ、「Plutus(プルータス)」と呼ばれるスマートコントラクトが実装されました。
スマートコントラクトとは、事前にプログラムされた条件に基づいて、第三者を介さずに自動で契約を実行する技術です。この技術により、カルダノ上でのDAppsの開発が可能となりました。
この「Plutus」スマートコントラクトは、関数型プログラミング言語Haskellをベースにしており、他の一般的なプログラミング言語と比べて学習が難しい一方で、論理的なエラーが少なく、正確性や安全性に優れています。
このため、セキュリティを重視するプロジェクトにとっては特に魅力的です。
独自のコンセンサスアルゴリズム「Ouroboros」
カルダノは、「Ouroboros(ウロボロス)」という独自のコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーン上で新しい取引データ(ブロック)を追加するために、ネットワーク参加者の合意を形成するためのルールです。
カルダノのOuroborosは、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)という仕組みを採用しており、エイダコインを多く保有しているユーザーがブロック生成の権利を獲得しやすくなっています。
このPoSアルゴリズムは、富裕層がブロック生成の権利を独占してしまうリスクがあるとされていますが、Ouroborosはこれを防ぐため、より公平でランダムに選出されるように工夫されています。
これにより、カルダノネットワークの健全性が保たれ、セキュリティも高まっています。
EVM機能の提供
カルダノは、2022年3月から「Milkomeda(ミルコメダ)」というサイドチェーンを導入しています。
このサイドチェーンは、イーサリアム仮想マシン(EVM)機能をカルダノに提供しており、これによりカルダノ上でもイーサリアムのDAppsを移植することが可能になりました。
さらに、ERC-20トークンとの取引もMilkomedaを介して実現できるため、カルダノの利用可能範囲が大幅に広がっています。
カルダノの技術的な強化により、ユーザーや開発者にとってより使いやすいプラットフォームとなり、エコシステム全体の利便性が向上しています。
エイダコインの買い方
エイダコイン(ADA)は、投資家からの注目度が非常に高いため、国内外の多くの仮想通貨取引所で取り扱われています。
今回は、特におすすめの取引所として「BITPOINT」を取り上げ、その特徴やメリットについて詳しく紹介します。
・BITPOINTの取引概要
BITPOINTは、エイダコインを含む様々な仮想通貨を取り扱う仮想通貨取引所であり、以下のような特徴を持っています。
- 提供される取引の種類:現物取引(販売所・取引所)
- 取り扱い仮想通貨の種類:24種類
- 例)BTC、KLAY、DEP、JMY、ADA、ETH、TRX、XRP、IOST、DOTなど
- 最小取引数量(エイダコインの場合):
- 販売所:買い注文は500円から、売り注文は0.000001ADAから可能。
- 取引所:0.01ADAから取引可能。
- 取引手数料(エイダコインの場合):
- 販売所:無料(ただしスプレッドあり)
- 取引所:無料
- 送金手数料:無料
- その他のサービス:貸して増やす(レンディングサービス)、ステーキング
BITPOINTでのエイダコイン購入方法
BITPOINTを利用してエイダコインを購入する方法は簡単です。以下に具体的な手順を説明します。
BITPOINTに口座を開設する
まず、BITPOINTの公式サイトにアクセスし、口座開設の手続きを行います。
手続きはオンラインで完結でき、必要な情報を入力して本人確認書類をアップロードするだけです。
口座開設に必要なもの
- メールアドレス
- 携帯電話番号
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
日本国籍を持つ方であれば、運転免許証かマイナンバーカードが必要です。
外国籍の方は在留カードが必要ですので、あらかじめ手元に用意しておくとスムーズです。
購入資金を入金する
口座開設が完了したら、エイダコインを購入するための資金を口座に入金します。
BITPOINTでは、「振込入金」または「即時入金」の2つの方法で入金することが可能です。
・振込入金
銀行の窓口やATMから入金できますが、振込手数料がかかることがあります。
・即時入金
インターネットバンキングを利用して、提携金融機関から手数料無料で即時に入金が反映されます。対応する金融機関は以下の3つです。
- PayPay銀行
- 住信SBIネット銀行
- イオン銀行
これら以外の銀行口座から振り込む場合は、振込入金を利用する必要があります。
取引形式を選ぶ
BITPOINTでは、「販売所」と「取引所」の2つの取引形式があります。それぞれのメリットとデメリットを理解し、目的に合った方法で取引しましょう。
・販売所
BITPOINTがユーザーに仮想通貨を直接売買する形式で、初心者でも使いやすい反面、スプレッドが広いため取引コストがやや高くなる場合があります。
・取引所
ユーザー同士で仮想通貨を売買する形式で、取引コストが安くなることが多いですが、必ずしも希望の価格で取引が成立するとは限りません。
シンプルに取引したい場合は「販売所」を、コストを抑えたい場合は「取引所」を選ぶとよいでしょう。
購入数量や価格を決める
取引形式を決めたら、実際にエイダコインを購入します。
販売所を利用する場合、購入金額や数量を設定し、ワンクリックで取引が完了します。
一方、取引所を利用する場合は成行注文のほか、売買価格を指定して注文を出す「指値注文」や「逆指値注文」も利用可能です。
エイダコイン(ADA)の価格動向
エイダコインの価格は、2017年のローンチ以来、大きく変動しています。
2017年末から2018年初頭にかけて、ビットコインバブルの影響を受けて急上昇しましたが、その後はバブル崩壊とともに価格も急落しました。
その後数年間は大きな変動もなく推移していましたが、2021年に再び急上昇し、特に8月には史上最高値を更新しました。
この2021年の価格上昇は、世界的な金融緩和政策や仮想通貨市場全体の活況が要因となっています。
しかし、その後はコロナウイルスの影響が落ち着き、経済活動が正常化する中で価格は下落基調に入りました。現在も市場全体の冷え込みが続いており、エイダコインの価格も依然として低迷しています。
今後の見通し
エイダコインの将来性については、いくつかの重要なポイントがあります。
カルダノのロードマップ
カルダノは、長期的なロードマップに基づいて着実に開発が進められています。カルダノの開発は以下の5つのフェーズに分かれています
- BYRON(バイロン):基礎の構築
- SHELLEY(シェリー):ネットワークの分散化
- GOGUEN(ゴーグエン):スマートコントラクトの実装
- BASHO(バショウ):スケーラビリティと相互運用性の強化
- VOLTAIRE(ボルテール):ガバナンス機能の導入
現在、BASHOフェーズが進行中で、今後は相互運用性の向上やネットワークのさらなる拡大が見込まれています。
また、最終フェーズであるVOLTAIREでは、カルダノの参加者が開発に関与できるようなガバナンス機能が導入される予定です。
国内外での取引所上場拡大
エイダコインは、2021年8月に日本で上場しましたが、今後も取引可能な取引所が増加する見込みです。
上場する取引所が増えることで、取引量の増加と需要の拡大が見込まれ、価格にもプラスの影響を与える可能性があります。
また、新たに上場する際には、市場での関心が高まり、短期的に価格が上昇することが期待されます。
DApps開発プラットフォーム間の競争
カルダノを含むDApps開発プラットフォームの競争は今後も続くでしょう。
イーサリアムをはじめとする多くのブロックチェーンがDApps開発をサポートしており、相互運用性を向上させつつも激しい競争が行われています。
カルダノが他のプラットフォームとどのように差別化を図るかが、今後の成長における鍵となるでしょう。
カルダノ上のステーブルコインの展開
カルダノは、2023年にアルゴリズム型ステーブルコイン「Djed(ジェド)」をローンチしました。
このステーブルコインは、あらかじめ設定されたアルゴリズムによって価格の安定を目指しており、今後カルダノのエコシステムでの利用が拡大することが期待されています。
まとめ
エイダコインは、カルダノという革新的なブロックチェーンプラットフォームの基軸通貨として、DApps開発の中心に位置しています。
カルダノはロードマップに沿った開発が進められており、今後も成長が期待されています。仮想通貨市場が低迷している中でも、エイダコインのポテンシャルは依然として高いです。
長期的な成長を見越して、エイダコインを保有し、ステーキングでの報酬を得ることができるBITPOINTを利用するのは、投資家にとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。
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